舟越 桂 《銀の扉に触れる》
1990年
高92.5cm
国立国際美術館蔵
舟越桂(1951-)は、1980年頃から楠を素材に半身像を制作しています。スフィンクスや異形の人々へと近年の作品は展開しつつも、制作対象としては人物以外には関心が向かないと言います。一人の人間の姿を通して「この世界の成り立ち」を表現できるのではないか、と彼は言うように、文化や時代を超えたより普遍的な人間の精神性を表わそうとする創造活動といえるでしょう。
古代の俑に対峙するように、国立国際美術館の所蔵作品から、9点の現代作家による人物彫刻を展示いたします。これは現在、当館とともに中之島で芸術文化の活動を牽引する、同館の開館40周年を記念する初めてのコラボレーションです。異なる背景のもと制作された現代と古代の人物造形は、千年を超える時間と空間の隔たりを持ちながらも、共に生き生きとそれぞれの時代の人間の姿を表しています。現代作家の創造性と、古代の造形美とが巡り会う、新たな試みをご覧いただきます。
展示作家(生年順)
オシップ・ザッキン、マリノ・マリーニ、佐藤忠良、ニキ・ド・サンファル、イケムラレイコ、舟越桂、シュテファン・バルケンホール、マーク・クイン、棚田康司
国立国際美術館 開館40周年記念 連携企画「いまを表現する人間像」
平成29年12月16日(土)~平成30年3月25日(日)
月曜日(1/8、2/12は開館)、1/9(火)、2/13(火)
平成29年12/28(木)~平成30年1/4(木)
大阪市立東洋陶磁美術館 ロビー2
午前9時30分~午後5時 / 平成29年12/22(金)~12/24(日)は午後7時まで / 入館はいずれも閉館の30分前まで
大阪市立東洋陶磁美術館、国立国際美術館、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿、朝日新聞社
住友グループ
特別展料金で、館内の展示すべてをご覧いただけます。
9点
開館35周年記念・日中国交正常化45周年記念特別展
「唐代胡人俑―シルクロードを駆けた夢」
[特集展]「中国陶俑の魅力」
[平常展]安宅コレクション中国陶磁・韓国陶磁、李秉昌コレクション韓国陶磁、日本陶磁
大阪市立東洋陶磁美術館
TEL.06-6223-0055 FAX.06-6223-0057
1990年
高92.5cm
国立国際美術館蔵
舟越桂(1951-)は、1980年頃から楠を素材に半身像を制作しています。スフィンクスや異形の人々へと近年の作品は展開しつつも、制作対象としては人物以外には関心が向かないと言います。一人の人間の姿を通して「この世界の成り立ち」を表現できるのではないか、と彼は言うように、文化や時代を超えたより普遍的な人間の精神性を表わそうとする創造活動といえるでしょう。
「MOCO PASSPORT(年間パスポート)」は、大阪市立東洋陶磁美術館に1年間何度でもご入館いただける年間パスポートです。世界的に高く評価されているコレクションから、幅広いテーマで企画される特別展まで、心ゆくまでお楽しみください。
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